告白します。好きになれないね、って思ってた。

今週のお題「告白します」

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子牛ちゃんに おちっち

いきなし乳しぼり始めました。

2018年の事でした。

その前の年、ねちゃんは 某ショッピングセンター のオープニングスタッフとして、みんながイヤがるサービスカウンターのお仕事してました。

サビカン、なんで人気ないかって?

そりゃ接客業の中で一番めんどくさいもん。一番クレーム対応多いもん。

そしてメンタル強しの ねちゃんは、常に戦闘態勢でお仕事に行ってました。

そんな ねちゃんも、お年を召してくると、あっちこっちガタがきたご様子で、

オトナの喘息ってヤツになっちゃったみたいですにゃ。

咳がまたとまらなくなって、〇オン辞めちゃいました。

 

しばらくおうちで考えこんでました。

にゃんこさん達なでなでしながら、

こんなありきたりの生き方で、この先、ジンセイ楽しいんだろうか?

自分は何のために  Iターンまでして出雲に来たんだろうか?

ただただ安定した、安全に見える職業だけ選んで、

実はソレ安全でも健全でもない仕事で、毎日すり減ってくだけの時間を過ごすって、すんごいもったいないんじゃないかしらん?

そう思ったんだってさ。

 

それからしばらくして、なんか面白いお仕事みっけてきたみたいです。

牛飼いだって!

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牛は神様です。出雲大社境内の牛神さま。

ねちゃん、50才過ぎて初めての牛飼いにゃ!

面接のとき、牛はデカいけどコワくないですか?とか、

ケガをするときもありますよ?とか、

さんざん言われたけんど、やってみたかったにゃ!

採用してくれたんで、最低一年はガンバローって、酪農の世界に突入しました。

二日で根を上げそーになりました。

三日目 (-_-;) 熱出して休みました。

ケツ割って逃げることもできました。

だけんど、休んだ三日目に、「ほらね、やっぱ続かなかったでしょ?」

ってあっちこっち言われるのが目に見えて、

『なんじゃとぉ~!とぉりゃーーーーーーっ!』

って気合入れて四日目ご出勤しました。

 

そんだけ酪農の仕事はキツイにゃ。

 

牛の餌は重い。

牛のうんちも重い。

乳牛は1トン近くまでデカく育つのおるから、

猫ちゃんみたいに気安くお抱っこしてお守なんて出来ないにゃ。

お薬のますのも、お薬ぬってやるのも、一苦労にゃ。

そして牛さんの顔見たとき、最初は ねちゃん、

「こりゃ馬みたいに長いツラだにゃ~。好きになれないかも…」

って思ったんだって。

そりゃ猫ちゃんみたいに、まんまるいアタマのカタチしてないもんにゃ。

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猫のシルエットは丸いです。

だけんど乳しぼりしてるとき、

頭の上から牛のオシッコかぶったり、

ゆる~い うんち跳ね返って顔に散ってきても、

ぜんぜん気にならなかった自分に気づいたんだって。

エサの関係で、乳牛は うんち君がゆるゆるなんですにゃ。

 

そーやってお世話してるあいだに、ねちゃんの声を牛さんが憶えてくれはじめて、

牛舎に入ると牛さんのほうから、なでなでして~って、近寄ってきてくれるようににゃりました。

 

なが~い馬面の牛の顔。

よくよく見ると、お目目がくりっくりで綺麗にゃ!

おおきな、すなおな瞳が、まっすぐに ねちゃんを見つめてました。

牛さんたち、心をゆるしてくれてたんだね!

気づくのが遅くって、ゴメンにゃ!

そして今では、牛さん大好きっこBBAになりました。

ねちゃん、改めてビーガンさんの考えに思いをはせたようでした。

このへんの深掘り話は、また別の機会におはなししまーす。

今日は、牛さん大好きっ!!

の告白でした。