そしてサンタさんから、すてきなプレゼント♡
2020年、いろんなことがありましたにゃ。
ねちゃんはこの年、実は3にゃん、看取りました (´;ω;`)
2月1日に、くろこちゃん。
4月11日に、ちびこちゃん。
くろこはおそらく腎臓。
(検査じゃわかんなかったけんど、アンモニア臭がしたにゃ!)
ちびこは、乳癌。手術を二回!のりこえましたにゃ!
そして夏。
庭猫のちーくん。
お庭に遊びに来たり、縄張り点検の旅に出たり、来たり来なかったりだったけど、ちょっぴり痩せてきたねって、ねちゃんゆってた。
十日ぶりくらいに、日も暮れかけたころ、ねちゃんのお庭に帰ってきたときには、
もう砂利の上でグッタリで動けなかった・・・
それでも、
どこからともなく、
ねちゃんのお庭に力を振り絞って帰ってきてくれて、
窓のすぐそばの地べたで、まだ、静か~な、小さな呼吸をしてました。
ねちゃんは覚悟を決めました。
「この子は夜を越せないかもしれない。夜中に野獣にきっと食われる。朝にはカラスにつつかれる。」
ウチに縁のあった子。
そして終の棲家に、ねちゃんの館を選んだ子。
野良ちゃんだから、ウチの先住ネコちゃんたちに、どんな伝染病が移るかわかんないから、座敷に上げるわけにはいかん。
玄関のタタキに新聞紙を敷き、
ちー君にお水を飲ませてやりたいので、水皿とスポイトを用意し、
一晩中、
ひんやりした玄関先で、
ねちゃんとちー君は添い寝をしました。
それでもね、ねちゃんが、ちー君って声をかけたら、
しっかり「にゃっ!」って返事してたにゃ。
すーっと熟睡したのかと思えばふと、
ねちゃんを探すように鳴き声を上げ、ねちゃんを見つめてたにゃ。
その、ちー君の、ときどき頭をもたげて鳴く声が、
たんだんと小さくなり、
お水も飲まなくなり、
寝返りもうたなくなり、
明け方 静かに息を引き取りました。
ねちゃん泣いたにゃ。
思いっきり、あほみたいに泣いたにゃ。
滝みたいに涙が流れたにゃ。
ちびこも、ねちゃんの腕の中で息を引き取りました。
くろこも、お勤めに出るねちゃんに、力いっぱいの鳴き声を七回叫び、
最後の挨拶をしてゆきました。
そしてみんな、ワシ、びゃう太郎と一緒に、
永遠にねちゃんを守る事になりました。
そして2021年!
ここに新たなメンバーが立候補にやってきたしだいです。
この子は、
くろこの生まれ変わりかにゃ?
「まなくろ」
と名付けられた黒猫ちゃんのお話しは、
また、次回のお楽しみにゃ!
だってね、約束したの。ねちゃんに届けるプレゼント。
2017年の夏。
ちょっとずつ体力も回復してゆき、すっかりおうちに馴染んだミミたん。
ワクチン接種も2回済み、
7月26日水曜日、避妊手術の日をむかえました。
・・・えーっと、
人生には、3つの坂があるそうです。
上り坂下り坂、ま・さ・か。
そっか^^;
時すでに遅し。
オメデタでした。
今までの、オトナになってから保護していったメス猫ちゃん。
しまこ、くろこ、ちびこ、あずき。
ある程度覚悟してたし、それを防ぐため保護も決意したのだから、
避妊手術のとき、「胎児はどうされますか?」
と聞かれ、摘出をお願いしていたねちゃん。
だけんどいつも、
診療明細を見ては、心が沈んでいってたのにゃ。
『胎児摘出』『大胎児摘出』
大きさでも値段が違う。
それもなんだかなぁ・・・。
ねちゃんは、もう50才過ぎ。
この先どれだけ長生きしても、
ウチで最後まで責任を持って育てて行ける年数は限られてる。
「おうちで産ませる、最後の子だ」
そう心に刻んで、ミミには産んでもらうことに決めました。
だってね?
ミミがゆうの。
「ミミがぁ、ねちゃんをー、選んだの!」
「ミミはねぇ、ミミはねぇ、代表!」
「あのねー、ねちゃんにぃ、ぷれぜんと!」
そーなんです。
みんなで相談して、ねちゃんに一番ふさわしいプレゼント、
ミミの子コミミーズ。
みんなって、いったい誰だいって?
そりゃあもう、世界中のニャンズですにゃ!
あの世もこの世もひっくるめた、全世界のニャンズを代表して、
ミミはねちゃんとこきたのです。
生まれたての子猫は見たことあっても、
出産には立ち会った事なかったのにゃ。
9月17日、日曜日。
その日ねちゃんは、クジが当たって、高級フレンチディナー行ってましたにゃ。
島根県の来待石って、石灯籠が有名なところがあって、
来待スートンミュージアムがありますにゃ。
❛ ナテュール ❜ ってお店。
帰ってくると、ミミたんなんだかそわそわ台所回りはじめました。
まだ【 社長室 】合流できませんからにゃ、出産をひかえてるから。
別部屋の和室で、三ケ所ほど用意した産箱を、
あれこれ点検してました。
ねちゃんの足元ぐるぐる回りだしたかと思うと、
にゃーにゃー鳴いて和室に戻る。
またねちゃんの足元ぐるぐる回って、にゃーにゃー鳴く。
ん?
もしかして?
ねちゃんを誘ってる?
ミミのあとを、はいよはいよ、っていいながら付いて行ったねちゃん。
ミミは、後ろをふり返りふり返り、
ちゃんと付いてきてるか確認しながら、
ひとつの産箱に入ってゆきました。
ミミをガン見するわけにはいかないからにゃ、
威嚇してるみたいだから。
産箱のすぐそばで、横目で見守ってたねちゃん。
30分後、
ぴぃ♪って、小さな声が響きました。
22:50分。待望の長女・梅吉の誕生でした。
続けて
23:50分、次女・ドルフの誕生。
エコーでは、四頭確認できてて、
ねちゃんも安産で安心したんで、お茶のみに台所へと立ち上がりましたにゃ。
するとまぁビックリ!
ミミったらぁ
「どこ行くんねぇ、ねちゃんわぁ!」
「ミミの側におらんといけんよぉ!」
って鳴きながら後ついてきますにゃ。
生まれたて子猫ほっといて。
・・・www
はいよはいよ。ミミのそばにおるよ。
日付が変わって午前1:05、
三番目の子猫、長男ノワールが生まれました。
それからもう、zzz・・・
オネムがきちゃったねちゃん。
産箱に顔つっこんで、すこやかに眠りました。
明け方、あたま数かぞえると、
ちゃんと四頭おりました。
ミミがぁ、ねちゃんをぉ、選んだの!
年が明け、2017年の一月は、
雪がチラつく冬らしい寒さでした。
お外でようやく慣れてきたみつなり君、
ねちゃんはタイミングを見計らってました。
お外にゃんこにはキビシイ季節。
ある日、庭の木組みの片隅で、じーっと動かなくなったみつなり。
ねちゃんは声をかけました。
『おうちの中に入る?』
台所に青いゲージを運んできて、そーっとみつなりを入れてみました。
じっとねちゃんを見つめながら、
ボク、おうちの子になるよ。たぶん、そうゆったとおもいますにゃ。
寒さで凍えて、声にはならなかったけど。
2017年1月13日、夜。
ねちゃんは終日、ゲージに寄り添って眠りました。
その様子を、
遠くからじっと見ていたネコちゃんがいました。
次はウチの番にゃ・・・
そうゆってるようでした。
寒い冬のあいだ、庭に来たり来なかったり。
ほっそりと弱々しく、首が傾き、まっすぐ歩けなかったミミ。
縁側にも、ピョンと飛び乗ることさえできませんでした。
まず体力を回復させてやらなくちゃ!
高級栄養まんまをしっかりと食べ、
ねちゃんにもスグなじみ、
和室でくつろぐようくようになってゆきました。
でもね?
午後9時あたりになると、みみわぁ?っと鳴いて、外に出たがるんだにゃ。
たいてい2時間半で、ただいまぁ~と鳴いて、戻ってきました。
毎日毎日、夜、お外に出たがりました。
時には、午後11時に出かけ、
やっぱり2時間半で、帰ってきました。
なんか理由があるんだにゃ。
そう考えたねちゃんは、
ミミに首輪をし、もうウチの子になるんだよって印をつけて、
お外に放してやってました。
だって、かならず帰ってくるから。
お出かけするときも、じっとねちゃんを見つめて、
「ミミわぁ?お外にぃ、おでかけしたいの」
ってゆってたから。
その理由は、もうちょっとしたら
わかりますにゃ♪
ウチの三成との出会い。
2014年の夏、“にゃ~とぴあ” は遂に、ちっちゃな庭付き一戸建てに遷都することに決定しました。
ねちゃんが出雲に来てから10年。
美久我神社さんにお礼と感謝を伝え、神西湖の近くに、
新しい “にゃ~とぴあ” を創りました。
大家さんは、はいび姐さん。
ねちゃんは用務員さん。
ワシ、びゃう太郎は、海賊船の上から、いつでも遠眼鏡で仲間を見守ってるのにゃ。
ここ神西湖畔は、素戔嗚尊さんの末娘『スセリ姫』さんがお産まれになった地で、
ねちゃんはいつも、
「昔ぁ末子相続じゃったけんのぉ、須勢理姫さんは素戔嗚さんの正当な後継者で、大国主さんの正妻で、今で言やぁ女天皇で皇后さんじゃけぇ。」ってゆってます。
ここらへんのクダリも、ゆくゆくねちゃんがじっくり語りますにゃ。
2016年の4月7日、春の嵐が、それはそれは激しく渦を巻いて吹きスサびました。
ねちゃんはお庭が心配で、ずーっと木花を見つめてました。
姫りんごの花が咲きはじめているころで、お花が心配だったのにゃ。
その翌日、小さな黒いカタマリが、姫りんごの根本にうずくまってました。
寝ているのか、お亡くなりなてるのか、
にゃ~とぴあの住人も、こぞって窓辺に寄ってきました。
しばらくして、庭の水たまりをピチピチ飲んだ黒いカタマリは、
ふと、視線にきづいたのか、
たくさんの猫たちとニンゲンに見つめられて、怖気づいたのか、
ヨタヨタと庭から道端へ歩いて行こうとしてました。
腰砕けで、びっこをひきながら。
よくよく様子を見てみると、右後ろ足の肉が裂け、白い骨が丸見え。
前の日の大風で、どっかでケガしちゃったのかにゃ、
後ろをふり返りふり返り、ガタンゴトンびっこをひきながら、
ゆっくりゆっくり、お庭から遠ざかってゆきました。
はいび姐さん、パトラちゃん、りんご姫ちゃん、ちのちのちゃん、
しまこちゃん、くろこちゃん、ちびこちゃん、あずきちゃん、
みんなが窓辺で心配そうに見送ってました。
ねちゃんも、そーっと、見送りました。
またまんま食べに帰っておいでね、って祈りながら。
ねちゃんはよーく、わかってました。
いま外に出て追いかけると、かえって警戒してしまって、不自由な足で一所懸命逃げて
しまう。その子の体力をうばってしまう。
そうすると弱って夜が越せないかもしれない。
なので、待つ。
また帰ってきてくれるのを待つ。
そしてみんなと約束しました。
次のにゃ~とぴあの住人は、この黒い細い弱々しい子だねって。
それが、みつなり君との運命の出会いとなりました。
むかーし、むか~し、あるところに・・・
ワシとねちゃんは暮らしてました。
たくさんの仲間たちと一緒に、
いーっぱい遊んで、いーっぱい寝んねして、
おぉぉきい大きいまんま皿で、いーーーっぱいまんまを食べました。
ときどきケンカもしました。
ちょびっとお怪我もしました。
とってもとっても楽しかった\(^o^)/
ワシはだんだん、オネムが長くなりました。
「びゃう君は・・・?」
ねちゃんの声も、遠く聞こえるようになりました。
ワシはねちゃんと約束しました。
「うんうん、うんうん、きっとだよ。絶対だよ。」
長い長い、夢を見ました。
ハンバーグの船に乗って、
七つのスパゲティの海を、
唐揚げ島めざして旅に出るのだ!
でへっ^^;
ねちゃんのまんま皿から、そーっと手を伸ばして、
お毒見したげたからにゃ!
「てぃっ!」
よくねちゃんに首ねっこつままれました、あーシアワセ・・・♪
いつもいつもねちゃんの側で、ねちゃんにタッチして、
すこ~っと眠りました。
明け方、ねちゃんのマブタをカシカシして、
『ぅびゃ~、まんま出してくれよぉー』
毎朝毎朝、起こしてあげました。
ある日、ねちゃんがマブタを腫らして、ワシのカシカシを痛がったんで、
おめめはやめて、
お鼻と、お耳にちょいちょいしました。
うんちょくカシカシしたお手々で、
寝てるねちゃんの鼻の穴、スボっとふさぎました。
イビキもうるさかったしにゃ~www
「ふがっ・・・んがっ・・・。・・・!?」
そのあと、みみたぶちゅぱちゅぱしてあげました。
それはもう、ねちゃん大喜び!\(^o^)/!
そしてワシは、ねちゃんの左太ももにタッチしながら、
海賊船のって旅に出ました。
またにゃ!ねちゃん!
あいるビーばぁっく!
お外でまんまを待っていてころの『美久我びゃう太郎』
ねちゃん見守り隊。
ここ、出雲の地には、全国でもめずらしい、
美久我神社という神社さんがあります。
ねちゃんは、お外組の保護のメドがつくまで、
毎朝お散歩がてら、お参りしてました。
九十九日間でした。
このクダリのお話しは、また追々ゆるっと、お話ししますにゃ。
みくが村での、楽しい毎日
お外組では、ワシびゃう太郎がしんがりをつとめ、
先住ネコ族・はいび組と、ワシら・お外組での、
9ニャンズ生活が始まりました。
もう一回おさらいしとくと、
2年先輩はいび、2年後同居のパトラ、りんご、ちの(シーザー)、が先住ネコ。
そして、しまこ、くろこ、ちびこ、あずき、びゃう太郎、が四年後に同居するようになったネコさんたちです。
六畳二間2DKで、台所はごちそうがい~っぱい♪
ねちゃんは、冷蔵庫や食器棚に、あたふた錠をとっつけてました。
だってね、ついつい扉を開けてつまみ食いしちゃうけんど、
ワシらの体に良くない食べ物が、いっぱいあるからにゃ。
狭くて、やんならなかったかって?
そりゃね、自由なお外は、とーっても広いよ。
だけんどワシらは、ねちゃんが大好こですからけん。
にゃにがにゃんでも、一緒にいたいけん。
みんなで暮らしはじめた最初ころは、
六畳二間の、あっちとこっちで、
先住ネコ族はいび組と、お外組とで、別々の部屋での生活でした。
別に仲良しじゃなかったワケではないよ。
避妊・去勢・虫駆除etc…
ワシらはお薬をいっぱい飲まなきゃならなかったけん、
安全のために、ねちゃんがそーしてくれました。
まだお互い慣れてなかったしね。
お庭用のラティスをちょびっと改造して、
格子ごしに、お手々ちょいちょいしたり、鼻チューしたり、
少しずつ少しずつ、どんなにゃんこさんがいて、なんて呼ばれてて、どんな性格か、
わかってゆきました。
2010年の初夏のころ、でした。
ワシ、びゃう太郎
2010年の春、みんな次々と『ねちゃんの館』へ入居してゆきました。
そんなお嬢さんがたを尻目に、
ワシの大先輩、近所のボスにゃん うしお君は、
ニンゲンに媚び売るなんざ、野良猫の風上にもおえねぇやい、って、
最初から全然興味のないご様子。
ワシは、ワシは・・・ ワシはねちゃんが、
大好こだぁーーー!
にゃにがニャンでも好き好こだーーー!
ねちゃんがゴミ捨てに外に出ると、
「うびゃっ♪うびゃっ♪」
ゴキゲンで一緒についてゆきました。
ねちゃんがご出勤する毎朝、ドアが開くとうれしくって、
「うびゃっ♪うびゃっ♪」
ルンルンついてゆきました。
おでかけしちゃったねちゃんが、
おうちに帰ってくるまで、じーっと、
植木鉢の下でお留守番してました。
ねちゃんがおだっこしてくれると、
ワシはどれ~んと伸びちゃって、ねちゃん大喜び!
小脇に抱えて、どれ~ん、どえ~ん、ってダンスを一緒に踊りますにゃ!
好き好こ~♪ 好き好く~♪ 好き好け~♪
大好く大好こ~♪
ワシは ❛ おきんたまもふ・ちんぷる君 ❜ だったので、
みんなと合流するまで、少し時間がかかりました。
長い野良ネコ生活の間に、貧血にもなってました。
ねちゃんとワシは、根気強く病院に通いました。
お外の仲間とも、きちんとご挨拶してこなくちゃね。
“ にゃーとぴあ ” に、出たり入ったりしながら、
まず貧血から治してゆきました。
体調を整え、野良ネコ仲間ともゆっくりお話しできました。
ワシは仲間に言いました。
「ねちゃんが大好こじゃけん!ねちゃんについてゆくけん!」
大大大好こなねちゃん!うびゃっ!
心の準備もととのったにゃ!
そうしてついに、ねちゃんの館の住人になってゆきました。
2010年5月8日の事でした。